応用情報技術者 PR

【応用情報技術者】TPMとは何か

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●TPMとは
セキュリティ機能を提供するパソコンの中の部品。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和2年度秋期/平成30年度春期

TPMの説明

TPMとは、パソコンの中にある、セキュリティ機能を提供する部品です。TPMはTrusted Platform Moduleの略で、「信頼できる環境のための部品」という意味です。

TPMは暗号化・復号化、ハッシュ値の計算、デジタル署名の生成・検証といった機能を持っています。

TPMの例

パソコンの中にはデータを保存する記憶装置があります。
この記憶装置はパソコンから取り外すことが出来るので、悪者にパソコンを分解され盗まれたら大変です。

そこで、記憶装置を暗号化して、暗号鍵が無いと中を見れないようにしました。
しかし、暗号化した記憶装置と暗号鍵を同じ所に置いていたら結局両方取られてデータを盗まれます。なので、暗号鍵をCPUの中に内蔵してしまい、自分のパソコンじゃないと正しく機能しないようにしました。これでデータを盗まれる心配は無くなりました。

この時、暗号鍵の機能を持っているのがTPMになります。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和2年度秋期問44、平成30年度春期問45

TPM(Trusted Platform Module)に該当するものはどれか。

ア PCなどの機器に搭載され、鍵生成、ハッシュ演算及び暗号処理を行うセキュリティチップ

イ 受信した電子メールが正当な送信者から送信されたものであることを保証する、送信ドメイン認証技術

ウ ファイアウォール、侵入検知、マルウェア対策など、複数のセキュリティ機能を統合したネットワーク監視装置

エ ログデータを一元的に管理し、セキュリティイベントの監視者への通知及び相関分析を行うシステム

正解と解説

正解は”ア”